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「スマホ脳」から自分を取り戻す。デジタルデトックスが脳にもたらす3つの科学的効果

2024.08.157 min Read
「スマホ脳」から自分を取り戻す。デジタルデトックスが脳にもたらす3つの科学的効果

「何もしていないのに、なぜか疲れている」「集中力が続かない」「夜、深く眠れない」

もしあなたがこのような症状を感じているなら、それはあなたの脳が「情報肥満」の状態にあるからかもしれません。

現代人が1日に受け取る情報量は、平安時代の人の一生分、江戸時代の人の1年分に相当すると言われています。私たちの脳の処理能力は、この数千年で劇的に進化したわけではありません。つまり、現代人の脳は常にキャパシティオーバーの状態にあるのです。

1. 脳の過労「情報肥満」とは何か?

スマホの通知、SNSのタイムライン、絶え間なく流れてくるニュース。これらの一つ一つに対し、脳は無意識のうちに「判断」と「処理」を行っています。

この情報の洪水は、脳の前頭前野(思考や感情をコントロールする場所)を酷使し、機能低下を招きます。これが「ブレイン・フォグ(脳の霧)」や慢性的な疲労感の正体です。さらに、SNSの通知は脳の報酬系を刺激し、ドーパミンへの依存を引き起こします。結果として、私たちは「スマホを見たくないのに、見るのをやめられない」という中毒状態に陥っています。

2. デジタルデトックスで回復する「3つの機能」

では、意図的にデジタルデバイスから離れる「デジタルデトックス」を行うと、脳にはどのような変化が起きるのでしょうか?科学的に実証されている3つの効果をご紹介します。

① デフォルト・モード・ネットワークの正常化(創造性の回復)

私たちの脳には、ぼーっとしている時にだけ活発になる「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」という回路が存在します。

「何もしていない時間」は無駄な時間ではありません。DMNが働いている間、脳は過去の記憶や断片的な情報を整理・統合し、新しいアイデアやひらめきを生み出しています。スマホを見続けていると、このDMNが働く隙間がなくなり、創造性が枯渇してしまうのです。

② 注意資源(アテンション)の回復(集中力の向上)

「マルチタスク」は脳科学的には存在せず、実際には「タスク・スイッチング(高速な切り替え)」を行っているだけだと言われています。

この切り替えには多くのエネルギー(ウィルパワー)を消費します。デジタルデトックスにより、一つのことに深く没頭する「シングルタスク」の状態を作ることで、脳のエネルギー浪費を抑え、深い集中力(ディープ・ワーク)を取り戻すことができます。

③ 睡眠の質とメンタルヘルスの改善

ブルーライトによるメラトニン(睡眠ホルモン)の抑制は有名ですが、それ以上に深刻なのが「情報の興奮」です。

寝る直前まで情報を摂取していると、交感神経が優位なまま布団に入ることになります。これでは脳が休息モードに入れず、睡眠の質が低下します。また、SNSによる「他人との比較」から解放されることで、自己肯定感が回復し、メンタルヘルスが安定することも多くの研究で示されています。

3. THE RESETが提供する「究極の静寂」

しかし、日常生活の中で完全にスマホを断つことは容易ではありません。仕事の連絡、家族とのやりとり、日々の習慣...。私たちの生活はデジタルと切り離せない構造になっています。

だからこそ、「物理的に隔離された環境」が必要なのです。

THE RESETのリトリートでは、到着時にすべてのデジタルデバイスをお預かりします。強制的にデジタルから遮断された環境、そしてタイ・チェンマイの豊かな自然。この2つが揃って初めて、脳は本当の意味での休息を得ることができます。

72時間のデトックスを終えた後、あなたの五感は驚くほど研ぎ澄まされ、世界が以前よりも鮮やかに見えるはずです。それは、本来のあなた自身が戻ってきた証拠なのです。